wimaxの速度制限とは「短期間に大量のデータ通信をすると通信速度が制限されること」です。
データ量が一定ラインを超えると通信速度が大幅に下がるため、この速度制限には注意しないといけません。
月の半ばで速度制限にかかってしまうともう最悪です。
WiMAXの速度制限にかからないためにはどうするべきか、もし速度制限にかかってしまったらどのような対処がとれるのか、前もって知っておきたいところですよね。
当記事では上記に加え、通信制限の詳細や注意点なども踏まえて解説していきます。
目次
WiMAXの速度制限とは?料金プランによる違い
旧サービスのwimaxでは速度制限がありませんが、wimax2ではプランと使用量に応じて速度制限があります。
wimax2には、ギガ放題プランと7GB通常プランの2つがあり、それぞれ速度制限の仕組みが異なるので注意が必要です。
普段あなたがどれぐらいインターネットを利用しているかによって最適なプランは異なります。
分かりやすく、プランごとの速度制限の仕組みについて解説します。
ギガ放題プラン
ギガ放題プランは、ほとんど無制限にデータ通信ができるプランです。
インターネットをよく利用する人に選ばれています。
ギガ放題プランでは、3日間で合計10GB使うと翌日の夜だけ1Mbps前後の速度制限がかかるという制限になっています。
この1Mbpsがどのくらいの速度制限かというと、高画質の動画視聴・オンラインゲーム・テレビ会議などをしなければ、気にせずに使えるレベルです。
普段はメールや検索しかしないという人にとっては、あまり困りません。
ただし、いつも高画質の映画鑑賞や、高負荷の高解像度ゲームをするような人だと、速度制限の影響を感じやすいでしょう。
1日3GB以上使用するような状況でなければ速度制限にはならないため、日ごろからあなたがどのくらいインターネットをしているか気を配ることが、速度制限回避への近道です。
7GB通常プラン
7GB通常プランでは、月合計7GBを使うと月末まで128kbpsの速度制限がかかります。
1カ月の通信量がそれほど多くない人は、7GBプランにするとギガ放題プランに比べて月額料金を低く抑えることができます。
ただし、128kbpsはLineやメール以外だと、通常のインターネット使用でも不満を感じるレベルなので、あらかじめ7GB以上利用することが分かっているなら上記のギガ放題プランを検討したほうがよいでしょう。
普段の利用量にあわせてうまくプランを選ぶことが大切です。
WiMAXでハイスピードプラスエリアモードを使う場合の速度制限に注意!
wimaxの最新機種であるW05、W04、W03、W02では、au 4G LTE回線を使ったハイスピードプラスエリアモードが利用できます。
ハイスピードプラスエリアモードには様々なメリットがあるのですが、同時にデメリットも存在します。
同時に、このモードの使用で気を付けるべき速度制限の仕組みについても理解しましょう。
注意しながらハイスピードプラスエリアモードを使用すれば、wimaxの使用をさらに快適なものにすることができます。
ハイスピードプラスエリアモードのメリットとデメリット
ハイスピードプラスエリアモードは通常のwimax2の電波に加えてauのLTE回線を使用できるモードのことです。
メリットとしてwimax2+の電波が入らないところでも、auのLTE回線でネットが利用できることが挙げられます。
対応エリアが広いauのLTE回線を利用しているため、地方の出張や都市部から離れた場所でもインターネットができるケースが多いです。
ただし、デメリットは別料金1005円/月がかかること、さらにその月の制限が7GBになることです。
また、一度ハイスピードプラスエリアモードを設定してしまうと、その月は通常モードに戻せないことにも注意が必要です。
旅行の多い方などは、このハイスピードプラスエリアモードをうまく活用することで、wimax2+の使い勝手をより良いものにすることができるでしょう。
ハイスピードプラスエリアモードの速度制限
ハイスピードプラスエリアモードでは、月合計7GB使うと月末まで128kbpsの速度制限がかかります。
速度が128kbpsまで落ちると、LINEやメール以外はインターネットを快適に使えなくなるため、7GBをできるだけ超えないように注意が必要です。
旅行先でハイスピードプラスエリアモードで動画を見すぎたり、高負荷の通信を用いるサービスを長時間利用してしまうと思わぬ速度制限につながるので、この間も通信量に気を配っておかないといけません。
さらに注意点として、ギガ放題プランを契約している場合でも、ハイスピードプラスエリアモードで月間7GBを超えてしまうと、1Mbpsではなく128kbpsの速度制限となります。
しかも、この制限は3日間ではなく月末まで継続します。
同じ速度制限でも、大きく速度が異なり期間も異なるため、ギガ放題プランの契約でハイスピードプラスエリアモードを使う際には十分注意してください。
WiMAXの利用で制限にかからないようにするための方法
wimaxの制限にかかってしまうと、インターネットするのが非常に不便になります。
便利なアプリなどをよく使う人にとっては、ネットの通信速度が遅いと日常生活にも支障をきたしかねません。
では、wimaxの利用制限にかからないようにするためにはどのようにすればよいのでしょうか。
簡単に実行できる、ちょっとした3つの工夫を紹介します。
使用時間を制限する
まず1つ目は、使用時間を制限することです。
動画やゲームなど容量の大きいサービスを利用すると、制限にかかることがあります。
容量の大きいサービスは、一日どれくらいまでと時間を決めて利用することで、通信量を意図的に抑え、制限にかかりにくくすることができます。
機種によっては本体で通信量を確認できることがあるので、確認しながら調整してみてはどうでしょうか。
また、ギガ放題プランでは3日間での使用時間にも気を配るようにしましょう。
固定回線を利用する
2つ目は、固定回線を利用する方法です。
自宅や会社、学校で固定回線が利用できる場合は、できるだけ固定回線でネットするようにしましょう。
当たり前ですが、本来使うはずだったWiMAXのデータ通信量を固定回線で使うことができるので、その分節約することができますよね。
さらにもしクレードルがあれば、WiMAXを固定回線のアクセスポイントとして無線化して利用することもできるため、とても便利です。
このように普段の生活エリアで固定回線があれば、移動の際などしかWiMAXを使用しないため、速度制限を回避しやすくなるでしょう。
通信量に応じてプランを選ぶ
様々な工夫を凝らしても毎月制限にかかってしまうなら、プラン変更を検討しましょう。
ギガ放題プランにすると3日間10GBまで利用できるため、7GBプランに比べて精神的にとても楽です。
10GBというと、例えばWebページは約4000回、YouTubeの標準画像で約47時間も利用できます。
1日10時間YouTubeを見ても3日間で10GBに届かないため、動画をたくさん見ていたとしても安心して利用できるでしょう。
さらに仕事などで大量のデータ通信を行う場合もギガ放題プランがおすすめです。
様々なことに気を配っても7GBを超えてしまうという場合は、プラン選択が適切ではありません。
小さな工夫ではなく、もっと根本に目を向けることが大切です。
端末でWiMAXの通信量を確認するには?
速度制限にかからないためには、常に自分のデータ通信量を確認しておくことが重要です。
実はW05、W04、W03、WX02、WX03には通信量カウンターがついているため、端末から通信量を確認することができます。
機種ごとの確認方法についてみていきましょう。
設定は難しいものではなく、比較的簡単に行うことができます。
また、一度設定すれば基本的には変更の必要はないため、わずらわしさもほとんどありません。
W03・W04・W05での確認方法
W03、W04、W05では、まず本体のトップ画面から「通信量カウンター」を選択します。
続いて「設定(3 日)」を選択し、カウントする最大データ通信量「3」をタップしましょう。
そして「10」を入力し右上のチェックをタップという流れで設定できます。
この通信量カウンターを設定することで自分のデータ通信量を確認できるので、思わぬ速度制限を防ぐことができるでしょう。
また、ギガ放題プランであれば使いすぎた翌日の使用量をおさえることで、3日間で10GBを超えないように調整することもできます。
WX02・WX03での確認方法
WX02、WX03では、まずパソコン等から本体へ接続後、WEBブラウザを起動し、URLに「http://192.168.179.1」を入力しましょう。
続いてメニューにある「詳細設定 TOPへ」をタップし、ログイン画面にユーザー名とパスワードを入力後、メニューにある「ネットワーク設定」から「通信量カウンター」 をタップして設定できます。
このように各機種で通信量カウンターを設定することで自分がどれくらいデータ通信を使用しているか確認しやすくなります。
WiMAXの速度制限にかかってしまったら?
様々な対策を紹介しましたが、速度制限にかかってしまうこともあります。
残念ながらWiMAXの速度制限は自分では解除できないため、制限が解除されるのを待つのみとなります。
しかし、速度制限の状態では利用しにくいサービスなども存在します。
どうしても通信速度が必要な時もありますよね。
そんな時は無料のWi-Fiスポットを利用することや、携帯電話のテザリング機能を使うことで対処できます。
それぞれの利用の方法について紹介していきます。
無料のWi-Fiスポットを利用する
カフェや公共施設、ホテルなどで無料のWi-Fiサービスを提供しているところ(Wi-Fiスポット)があり、ここでWi-Fiにつなげば無料でインターネットができるようになります。
観光地では、街ぐるみでフリーWi-Fiを提供しているところもありますよ。
無料のWi-Fiスポットでは、パスワードを設定すれば通信可能になるので、ぜひ試してみましょう。
普段意識していない場所でも無料のWi-Fiを提供している場合がありますよ。
Wi-Fiサービスがあるホテルなどでは、フロントに尋ねればパスワードを教えてもらえます。
ただし、中にはセキュリティが弱かったり、速度が遅かったりすることもありますので、十分に調べたうえで利用しましょう。
携帯電話のテザリング機能を使う
もう一つの対処として、携帯のデザリング機能があります。
テザリング機能とは、携帯電話で契約している通信量をパソコンやタブレットで共有できるサービスのことです。
携帯電話と通信機器をBluetoothやUSBでつなぐか、Wi-Fiで設定すれば利用することができます。
WiMAXの制限がかかった場合に備えて、事前にテザリングの設定をして準備しておきましょう。
デザリング機能を使えば、wimaxの電波が届かなくても携帯の電波が届いていればインターネットができるので便利ですよ。
ただし、デザリングは携帯電話のオプションとして有料であることが多いので、事前に確認しておきましょう。
プラン選びや使用量に注意してWiMAXを快適に利用しよう!
wimaxで制限がかからないようにするには、プラン選びや利用時間(データ通信量)に気を付けることが大事です。
まずは自分の利用量にあったプランを適切に選びましょう。
また、高画質の動画視聴やオンラインゲームなどは時間をあらかじめ決めておくことで、予想外の速度制限を防ぐことが出来ます。
さらに、動画視聴では画質を選択できることも多いので、通信量が気になるときには画質を少し下げるのも有効な方法です。
もしうっかり速度制限になってしまったら、紹介した無料のWi-Fiやデザリングを活用して、制限月を切り抜けましょう。
確かに通信制限は辛いものですが、WiMAXは低価格で高速通信、かつどこでもネットができる素晴らしいモバイルWi-Fiです。
データ通信量をうまく調整して、速度制限にならないように賢く使っていきましょう。
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