WiMAXはどこでも自由に高速通信を楽しめて非常に便利ですが、家族で利用している場合は問題も多いです。
家族の誰かが外へ持ち出してしまえば、他の家族は使うことができません。
「今からネットで動画を見たいのに、お兄ちゃんが外に持っていってる」
「父が仕事場へ持っていってるから、帰ってくるまでネットができない」
こういったことに不満を感じるなら、WiMAXの2台持ちがおすすめです。
この記事では、2台持ちならではのメリットやデメリット、具体的な手続き方法、おすすめプロバイダなどについて紹介していきます。
目次
2台目のWiMAX導入がおすすめな人とは?2台持ちのメリット
wimaxのルーターは1台あれば十分というイメージがありますが、場合によっては2台目を契約した方が良いケースもあります。
例えば
・家族でwimaxを共有している
・通信費の高さが気になっている
・速度制限によく引っかかる
などの場合は2台持ちの方がお得になるかもしれません。
まずは2台目を契約することでどんなメリットがあるのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。
自宅用と外出用で使い分けられる
一人暮らしならwimaxのルーターが1台あれば十分ですが、家族みんなで共有している場合そうはいきません。
wimaxの大きな魅力は、コンパクトなルーターを手軽に持ち運び、外出先でも高速通信を利用できるという点です。
そのため家族の誰かがルーターを持ち出してしまえば、家に残された他の家族はwimaxを利用することができません。
ここでもし2台目のWiMAXルーターがあれば、1台は自宅用、もう1台は外出用として使い分けることができます。
WiMAXを2つ契約していれば誰かが1台ルーターを持ち出しても、残り1台は自宅にあるので他の家族もネットにつなげることができます。
持ち出す方も他の家族に気兼ねする必要がありません。
もし自宅で誰もwimaxを利用する予定がなければ、自宅用の1台を持ち出すこともできます。
別々に外出しても、外出先でそれぞれwimaxを利用できるので利便性が非常に高くなります。
スマホや固定回線の料金を節約できる
wimaxのルーターが2台あると、家族で使い分けができるのでスマホや固定回線の料金を節約することもできます。
例えばルーターが1台しかなかった場合、自宅で使っていると外出した家族はスマホの通信を利用するしかありません。
外出するたびにスマホの通信量を消費するとなると、通信量無制限の高額な月額プランに申し込むことになります。
一方、ルーターが2台あれば外出先でもwimaxの割安な回線を使うことができるため、スマホの通信容量は一番安い月額プランで済ませることができます。
固定回線についても同じで、自宅用のWiMAXルーターが常にあるならば、そちらを優先的に使うことができるため、固定回線の基本料金も一番安いもので構いません。
このように、2台目があることで自宅でも外出先でも、光回線や携帯の定額プランより安いwimaxを利用できるので、毎月の高額な通信料に悩んでいるなら最適です。
使い分けて速度制限を回避
wimaxには、毎月使用できる通信量の上限が決まっている契約プランと、通信量が無制限の契約プランの2種類があります。
上限が決まっている契約プランは月間で7GB、無制限の契約プランでは3日間で10GB以上通信量を消費してしまうと、およそ1GBの速度制限がかかってしまいます。
こうなるとwimaxの魅力である高速通信が利用できず、通信環境が非常に悪くなってしまうので注意が必要です。
こんな時も、2台目のルーターがあれば速度制限を回避することができるのです。
2台に分けて利用することで1台当たりの通信量を抑えることができますし、1台目のルーターに速度制限がかかっても2台目を使えば引き続き高速通信を楽しむこともできます。
速度制限を回避できるというのはインターネットを使ううえで大きなメリットなので、毎月制限にかかってしまうというヘビーユーザーは試してみる価値があります。
2台目のWiMAXを契約する際の注意点
2台目のwimaxがあると様々なメリットがあるのですが、契約に関して注意点もあります。
月額料金が2台分必要になるため、単純に毎月のコストが2倍かかってしまいます。
料金が高くなるのは最も注意すべき点ですが、実はそれ以外にも知っておきたいポイントがあるのです。
wimax2台持ちのメリットを最大限活かせるように、注意点も頭に入れておきましょう。
WiMAX2+では新規契約のみ
wimaxには、旧wimaxとwimax2+という2種類のサービスが提供されています。
wimax2+の方が通信速度やサービス内容が充実していますし、そもそも旧wimaxは新規申し込みができなくなっています。
旧wimaxは1つの回線で2台目のルーターを利用できるファミ得パックや機器追加オプションがあったのですが、wimax2+にはそういったサービスがありません。
つまり、2台目のルーターを持ちたい場合は新規契約するしかないのです。
旧wimaxなら追加契約という形で割安に2台目を持つことができたのですが、wimax2+は新規契約扱いになるため2台分のコストが丸々必要になると覚えておきましょう。
割引キャンペーンが適用されないことも
wimaxルーターの2台持ちは、原則2台分の月額料金が必要になります。
ここがネックになって契約するかどうか悩むユーザーも多いため、2台目の契約を勧めたいプロバイダは2台目割引キャンペーンなどを積極的に実施しています。
初月料金が無料になったり、キャッシュバックを貰えるなど様々なメリットがあるのですが、どんなキャンペーンが行われているかはプロバイダによって異なります。
プロバイダによっては2台目割引キャンペーンを行っていない会社もありますし、キャンペーンを行っていたとしても契約時期によってはキャンペーン対象外となることもあります。
よく内容を知らないまま申し込むと特典が受けられず損をしてしまう可能性もあるため、2台目の割引キャンペーンを狙う場合は、申し込む前に詳細をしっかりと確認しておきましょう。
2台目のWiMAXは別の販売店で購入すると安くなる?
wimaxは新規契約時に魅力的なキャンペーンを実施しているプロバイダが多く、1台目の契約時に様々な特典を受けられることが多いです。
ところが2台目となると新規契約扱いにはならないため、同じプロバイダで申し込むと特典を受けることはできません。
せっかく2台目を契約するのなら、2台目も新規契約の特典を受けたいですよね。
こんな時は、2台目のプロバイダ(販売代理店)を変えるという方法もあります。
1台目と2台目のプロバイダが異なれば、それぞれ新規契約扱いになって2台とも特典を受けられるケースもあるのです。
月額料金の割引やキャッシュバックなどを受けたい場合は検討しても良いですが、それぞれ契約手続きを一から行わなければならないため、手間と時間がかかります。
特典を受けることで実質的に安くなることに間違いはないのですが、デメリットもあるということを理解しておきましょう。
2台目のWiMAX契約はどこにする?代表的なプロバイダ
2台目のwimaxが欲しい場合は、1台目と同じか別のプロバイダで新規契約することになります。
wimaxを提供しているプロバイダは数多くあるので、どのプロバイダを選べば良いか迷ってしまいますよね。
そこで、「UQ WiMAX」や「Broad WiMAX」をはじめとしたwimaxの代表的なプロバイダをピックアップし、それぞれの契約プランなどを解説していきます。
UQ WiMAX
wimaxの回線を各プロバイダに提供しているのがUQコミュニケーションズ株式会社です。
その企業が運営しているプロバイダが「UQ WiMAX」になります。
他のプロバイダはUQコミュニケーションズの回線に相乗りしている形であり、UQ WiMAXはwimaxの本家ともいえるプロバイダなので、サポート体制は非常に充実しています。
UQ WiMAXの場合、月に7GBまで利用できる「UQ Flatツープラス」と、通信量の制限がない「UQ Flat ツープラスギガ放題」の2種類の契約プランが用意されています。
前者は月間で7GB以上、後者は3日間で10GB以上消費すると速度制限がかかり、高速通信を利用することができません。
ギガ放題の方は速度制限がかかったとしても1Mbpsに低下するだけなので、一般的なサイトの閲覧などなら問題なく利用できるでしょう。
また、契約前に無料で15日間だけレンタルできるサービスも実施されており、自宅や主な外出先での使用感を事前にチェックすることもできます。
レンタル後はそのままUQ WiMAXに申し込んでも良いですし、他のプロバイダへ変更しても構いません。
この他、auのスマホを契約しているユーザーなら割引料金でスマホを利用できるという特徴もあります。
wimax利用開始後にスマホで「au スマートバリュー mine」に申し込んだ場合に限り、スマホの月額料金が毎月最大で1,000円割引されます。
GMOとくとくBB WiMAX 2+
GMOとくとくBB WiMAX 2+は、GMOインターネット株式会社が運営しているプロバイダです。
料金プランは基本的に「2年プラン」と「LTEオプション無料プラン」の2種類があり、それぞれ更にギガ放題プランとライトプランに分かれています。
ライトプランは月間のデータ通信量が7GBまで使用可能、ギガ放題プランは無制限となっています。
2年プランは名前の通り契約期間が2年ですが、LTEオプション無料プランは3年と契約期間が長めになっています。
LTEオプション無料プランに申し込むと、本来なら月額料金がかかるオプションのハイスピードプラスエリアモードを無料で利用可能です。
さらに、2年プランと比べて新規契約時のキャッシュバックが増額されたり、月額料金が安いといったメリットがあります。
その反面、3年間は解約することができず、更新月をうっかり逃すと解約金がかかるなどのデメリットも。
またキャッシュバックが3万円以上と非常に高額ではあるのですが、キャッシュバックを受け取りにくい仕組みになっているので注意が必要です。
So-net
So-netが提供するwimax2+の契約プランは、「Flat ツープラス」と「Flat ツープラス ギガ放題」の2種類です。
ツープラスは月間のデータ使用量が7GBまで、ギガ放題はいくらでも使い放題となっています。
この点は他のプロバイダと同じサービス内容ですが、契約から22ヶ月目以降であればルーターを無料で最新機種へアップグレードできるという珍しい特徴があります。
日々発展するインターネット業界においては、数年使用しただけでルーターが旧型になってしまうことも珍しくありません。
無料で最新機種へ交換することで、バッテリー容量の向上した機種や最新の高速通信に対応した機種などが利用でき、より快適な通信環境が可能になります。
Broad WiMAX
Broad WiMAXに申し込む場合、月間で7GBのデータを使用できる「ライトプラン」と、データ通信量の制限がない「ギガ放題プラン」のうち好きな方を選ぶことができます。
Broad WiMAXの大きな特徴は、月額2,726円という業界最安値クラスの利用料金にあります。
他のプロバイダと同じ契約プランでありながら、非常に安い価格でサービスを利用できるということです。
2台目のwimaxを検討する場合は費用が大きなポイントとなるため、最も安く利用できるという点で第一候補にあげられるプロバイダになります。
メイン・サブどちらかひとつはブロードワイマックスにしておくと良いでしょう。
2台目のwimaxはしっかり検討してから契約しよう!
光回線にはまだ及ばないものの、wimaxは一般的なインターネット利用であれば全く問題なく利用することができます。
それでいて外出先にも気軽に持って行けるという利便性の高さがあり、家族で利用している場合は自宅用と外出用に使い分けるなどメリットもあるので、2台目を検討する価値は十分にあります。
ただ、wimaxを新たにもう1台契約するとなると、費用や手間を心配してなかなか契約に踏み出せないですよね。
手間がかかるのは仕方のないことですが、費用なら新規契約の割引キャンペーンやキャッシュバックを行っているプロバイダが非常に多く、初期費用を思ったより安く済ませることも可能です。
ただし、2台目を契約するということは月額料金も約2倍かかるということを忘れてはいけません。
一度申し込むと解約するのに解約金がかかるケースも多いので、wimaxを2台持ちするメリットと2倍の料金というデメリットを比較しておきましょう。
あなたにとって良いのはどちらなのかをしっかり検討することが大切です。
13社18回線を気になる項目で比較!!2019年8月のおすすめWiMAXプロバイダTOP5 !

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No | プロバイダ | 実質月額(円) | 公式サイト |
---|---|---|---|
1 | Broad WiMAX | 2,879 | |
2 | とくとくBB(キャッシュバック) | 3,335 | |
3 | JPWiMAX | 3,336 | |
4 | Cloud Mobile | 3,364 | |
5 | とくとくBB(月額割引) | 3,407 |
No | プロバイダ | 金額(円) | 公式サイト |
---|---|---|---|
1 | とくとくBB(キャッシュバック) | 32,100 | |
2 | BIGLOBE(クレカ払・キャッシュバック) | 30,000 | |
3 | Broad WiMAX | 25,000 | |
4 | @nifty WiMAX | 23,100 | |
5 | BIGLOBE(口座振替・キャッシュバック) | 15,000 |
No | プロバイダ | 最安月額(円) | 公式サイト |
---|---|---|---|
1 | DTI WiMAX2+ | 0 | |
2 | Asahi Net | 0 | |
3 | カシモWiMAX2+ | 1,380 | |
4 | とくとくBB(月額割引) | 2,170 | |
5 | Broad WiMAX | 2,726 |